自転車ロードレースを打ち込んでいる選手たちの間で今最も話題となっているのがパワーメーターを利用したパワートレーニングです。? 
 これまで心拍計を使用した心拍数によるトレーニング強度の管理が主流だったのですが、選手の出力をよりダイレクトに反映する値として「ワット(watt)」が注目を浴びています。 
 なぜこれほどパワーメーターによるトレーニングが自転車選手の注目を浴びているのでしょうか? 
 それは、ツール・ド・フランス7連覇のランス・アームストロング選手をはじめとする多くの有名プロ選手がパワーメーターを使用したトレーニングで成功を収めているからです。 
 FTPとは"Functional Threshold Power"の略で、自転車でのパワーメータートレーニングにとって、非常に重要となる数字です。 
 FTPとは、乳酸がたまって極端な疲労することなくある程度の時間維持することのできるパワー(ワット)という意味です。 
 さて、FTPにおける「ある程度の時間」とはどのくらいでしょうか? 
 実はこの時間にはキッチリした数字があるわけではありません。 
 とはいうものの、大体一時間程度というのが目安のようです。 
 FTPという用語を作ったDr. Andrew Cogganは、次のように定義している。「ライダーが1時間の間、疲労せずに作り出すことのできるベストな平均動力」 
 青年の男性に関しては、初心者はFTP=200〜230W、中級者はFTP=280〜350Wそして上級者はFTP=400W〜。 
 20分間最速で走ったときの平均動力の95%は、FTPの近似値となる。
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